1 補助事業の概要
(1)事業の目的
①自転車乗用に関する調査研究事業
クルマ中心のインフラ整備による安全な自転車の走行空間の不足や無秩序な自転車乗用の横行を生じさせた自転車乗用教育の欠如がもたらした危険で不快なサイクリング環境の改善を目的とし、これらの改善を実行できる地方自治体等に対し、比較的低コストで実現できるサイクリング環境の改善に関する提言を行い、実行可能な改善施策の導入を図る。
②自転車に関する広報事業
本協会が目的とする「楽しいサイクリング」、「正しいサイクリング」に関する情報を定期的に提供・発信するため、スポーツバイクブームと言われる昨今、サイクリングに関心を持つ一般の者へのサイクリングへの誘いとなる情報や、ビギナーからベテランまでの全てのサイクリング愛好者に対し、安全で快適なサイクリングに関する情報の提供及び、自転車安全乗用に関する情報の発信を行う。
(2)実施内容
①自転車乗用に関する調査研究事業
(URL) http://www.j-cycling.or.jp/about/research.html
本会内にスポーツ用自転車及びサイクリング環境に関する様々な知識を有する者を委員とする「自転車乗用に関する調査研究委員会」及び同作業部会を設置し、地方自治体が施策として挙げている観光施策に寄与できる提言を行うため、今年度は、「地域活性化に資するサイクリングイベントの調査研究」という研究テーマを設定し、全国で開催されているサイクリングイベントの状況調査を行うと共に、各地の先進事例、サイクリングイベント解説、海外インバウンド事例を有用な提言として報告書にまとめ、全国10箇所の運輸局観光地域振興課他、観光関係者に配布した。
〇報告書写真
・表紙 ・巻頭グラビア
海外インバウンド事例の韓国サイクリングツアー様子
②自転車に関する広報事業
一般の者にもわかりやすいサイクリング情報の情報誌「CYCLING japan(サイクリングジャパン)」を季刊として年4回発行するため、本会内に編集委員会を設け、一般の者がサイクリングに興味を持ちやすく、サイクリング初心者にもわかりやすい内容とする編集方針に基づいた各発行号の編集会議を経て、6月20日に「CYCLING japan2013夏号」、9月20日に「CYCLING japan2013秋号」、12月20日に「CYCLING japan2013冬号」、平成26年3月20日に「CYCLING japan2014春号」を発行し、日本サイクルスポーツセンター、自然公園財団に属する公園等の集客施設、サイクリングターミナル、ユースホステル、休暇村等の宿泊施設及び、本協会賛助会員に送付した他、本会主催のサイクリング大会において配布した。
〇平成25年度発行CYCLING japan写真・巻頭グラビアのコース紹介例(4号)
・連載「自転車人」(例示 夏号:木製ロードレーサー製作の佐野 末四郎氏)
・連載: 三浦恭資さん「アスリートへの道」
・連載 自転車整備(ベテラン向け)
・連載 自転車整備(初心者ビギナー向け)
・連載 Dr加藤の「人間エンジンの話」
・連載 小林成基氏の自転車問題提議コーナー「Talk about Cycle Traffic」
・連載 自転車関連用品紹介
・連載 JKA補助事業紹介